先日、アンリアルエンジンのマーケットプレイスにて「Car Configurator Template」というコンテンツの販売を開始しました。
また、カーコンフィギュレーターを0から作成していくチュートリアルもYouTubeにてアップしています。
この2つは内容が被るところがあります。
なので、 Car Configurator “Tutorial” を進めていくことで、ほとんど同じコンフィギュレーターを作成することができます。
そこで、Car Configurator “Template” を購入を検討している方、購入して頂いた方向けに
Car Configurator “Template” に含まれていて、 Car Configurator “Tutorial” では取り扱わない機能やアセットについて、こちらにまとめておきます。
車のモデルについて
車のモデルは、 はむくん(@hamukun7arupaka)が作成したオリジナルデザインのカーモデルを使用させて頂きました。
Car Configurator “Template” には、カーコンフィギュレータで使いやすいようにセットアップされた状態で含まれています。
セットアップとは具体的には
見えない部分の削除やある程度のポリゴン数の削減、UE4で扱いやすいようなオブジェクトの切り分けやマテリアルのアサイン、マテリアルが同じメッシュを1つにまとめる、UE4上でマテリアルを作成やアサインなどです。
実際、上記の作業を手作業で行う場合、カーコンフィギュレータの制作時間の半分くらいの割合(モデリングする場合は更に多くの時間)を占めているので、車のモデルが含まれているのは大きな点かと思います。
このセットアップされたモデルを無料で配布することはありません。
*モデル自体は、前述の通り、はむくんが所有するものなので、上記のセットアップをする前のモデルを はむくんが配布する場合はあります。
機能の違い
以下の機能はチュートリアルでは扱いませんが、 Car Configurator “Template” には含まれています。
- 前から後ろへグラデーションでカーペイントが変化するエフェクト
- ホイールの色がホイールの中心から変化するエフェクト
- スライダーでカメラのFoVを変更
- Child Blueprints を利用した使いまわし
- シーケンサーを使用したカットシーン
さいごに
Car Configurator “Template” の購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
前述の通り、 Car Configurator “Template” にはセットアップ済みのモデルが含まれているので、車のモデルを準備するという時間のかかる作業を飛ばして、同じようにチュートリアルを進めることができきます。
Car Configurator “Template” 内のブループリント と Car Configurator “Tutorial” で紹介するブループリントは完全に同じではありませんが、「Car Configurator “Template” を買ってみたは良いものの、どういう処理をしているのかイマイチわからない」という方は特にチュートリアルを見て頂くことで、理解でき、応用できるかと思います。
チュートリアルを作った理由
蛇足ではありますが…
コンテンツを有料で販売しているのに、なぜ似たようなチュートリアルを 無料で 作るのか?と思う方もいるかと思います。
理由は
自分が学生だったら、この値段で買うのはきついなと思ったからです。
当時、CGを始めたのが遅かったということもあり、就職まであまり時間がなく、バイトをあまりせずにCGの勉強、制作に時間を使っていました。なので、将来への投資とはいえ、高い参考書やチュートリアル、アセット、はたまたPCを買うのは難しかったです。
なので、有料のコンテンツがあった上で、自分が学生だったら嬉しい、助かると思う、やり方を取ってみることにしました。
値段設定に関しては、使用している車のモデルは、はむくん (@hamukun7arupaka) の”オリジナル”で、商用利用可です。なので、コンフィギュレーターという意味以外でも、この値段の価値はあると考え、この値段設定にしました。
余裕のある方は、 Car Configurator “Template” を買って頂ければ嬉しいです!笑