ノンゲーム領域でもUE4を扱うことが増え、今までUE4を使用してこなかった業種の方や会社がUE4を使い始めることがどんどん増えてきています。
そこで、どうやってアンリアルエンジンを勉強したのか?学んだのか?と聞かれることが多くあります。
なので、今回はおすすめの学習方法や教材、コンテンツ、書籍、情報収集源をまとめたいと思います。
筆者が実際に使ったことがある、使っているものの中での、おすすめのみをご紹介します。
※UE4初心者や使ってみたい方、向けの記事です。
ネット検索
そんなん当たり前だわ!と怒られそうですが、実際、私のUE4の知識の7、8割くらいが、ネット上で得た知識です。
そのくらいUE4は情報が多く、日々増えていっています。
UE4に限ったことではありませんが、何か学習する時は、何か目的や作りたいものがはっきりしていると、学びやすく、定着しやすいですよね。
例えば、私が初めて車のカーコンフィギュレーターというコンテンツを作成した時は、カーコンフィギュレーターのチュートリアルはありませんでした。
そのため、機能ごとにタスクを切り分けて、そのやり方を検索することで、徐々に形になっていきました。
例えば…
・マテリアルの色の変更の仕方
・プレイ中にオブジェクトを変更
・UMG(UI)の作り方
など、これらを詰め合わせていって、1つコンテンツのを完成させることができました。
このようにコンテンツ丸ごとのチュートリアルはなくても、やりたいことの部分ごとのチュートリアルであればだいたいヒットします。
目的に向けて、やりたいことを都度、検索して徐々に学んでいくのが、学習、習得の一番の近道ではないかと個人的に思っています。
ネット上のおすすめコンテンツ
ネット上から情報を得ることがほとんどと述べましたが、その中でもおすすめのブログやサイトを紹介します。
Unreal オンラインラーニング

何から始めて良いかわからない方も、ある程度、目的がある方も何かに特化して学びたい方にもおすすめです。
ノンゲーム含め様々なジャンルの内容があり、初心者向けの内容も多数あります。
音声は英語の場合がほとんどですが、日本語字幕付きも多いです。
Quixelのハイクオリティな映像を例にした内容もあるので、現在もよく利用しています。
エピック ゲームズ ジャパンのスライドシェア

過去のUnreal Engine関係のイベントのスライドが公開されています。
過去の情報でも現在も役立つ情報が多数あります。
Unreal Engine 公式YouTube
最新情報はもちろん、UE4の機能のチュートリアルやTips、セミナーやウェビナーなどの動画など様々なUE4の情報を得ることができます。
全て英語ではありますが、日本語字幕の付いているものも多くあります。
Unreal Engine JP の方にも日本でのライブストリーミングやセミナーなどの動画があります。
Quixel のブログとYouTube

背景、環境メインになりますが、QuixelのブログとYouTubeも有益な情報やチュートリアルが多くあります。
QuixelはMegascansという大量のアセットライブラリを持っており、UE4での使用なら、全て無料で使用することができます。
アセットを自前で用意できない方もこういったアセットを利用することでシーンを構築することもできます。
ヒストリアさんのブログ

UE4の情報といったら、ヒストリアさんのブログです。
何か情報が欲しい時に大抵ヒットするくらい様々な記事があります。
何度助けられたかわかりません。
ブログの一覧を見るだけでも、「こんなことができる」というのを知ることができるかと思います。
AlweiさんのLet’s Enjoy Unreal Engine

こちらも有名なAlweiさんのブログです。
最新の機能の検証や様々な機能の使い方など、UE4に関して幅広く、書かれています。
パフォーマンスなどについても書かれているので、大変助けられています。
80 LEVEL

海外のCG系の有名サイトで、UE4を使った作品のメイキングなども記事が多数あります。
メイキングの中でも
「どのようにライティングをしているか」や「このマテリアルはこのように組んでいる」、「このようなポストプロセスの設定にしている」など載っている記事もあるので、大変参考になります。
UE4に限らず、CG系の情報収集源として重宝しています。
書籍
読んだことのある書籍は多くありませんが、何冊か読んだ中で毎回、人に進める4冊を紹介します。
Unreal Engine 4 建築インテリアビジュアライゼーション
筆者が最初に読んだ書籍で、この書籍のおかげで当時の目的の物が作成でき、UE4にはまっていったと言っても過言ではありません。
メッシュのインポート、マテリアルやライティング、BP、UIなど幅広く学ぶことができます。
ノンゲーム向けではありますが、基礎的な部分からわかりやすく書かれているので、建築に関係のない方にもおすすめです。
注意点として、現在のUE4の最新のバージョンより、割かし前のバージョンの内容なので、最新バージョンと異なる部分があるかもしれません。
Unreal Engine 4 マテリアルデザイン入門[第2版]
一通りUE4を学んだら、次に読むことをおすすめする1冊です。
タイトル通り、マテリアルに特化した内容になっています。
UE4のマテリアルは本当に様々なことがノードでできます。
マテリアルで何ができるかを知るのにも役立ちます。
そのため、ふと「こんなこと書いてあったけど、どうやるんだっけ」と読み返すことが多い書籍です。
クオリティをワンランク上げたい方にもおすすめです。
HoudiniとUnreal Engine 4で学ぶリアルタイムVFX(レベルアップのための心得と実践)
エフェクトを学びたい方は、確実にこの1冊だと思います。
Niagaraの基礎的な部分から書かれています。
また、エフェクトはマテリアル(シェーダー)を駆使するので、マテリアルに関しても濃い内容で書かれているので、エフェクトの専門でない方もマテリアルの勉強になります。
UE4以前にエフェクトに必要な知識なども書かれているので、勉強になりました。
Unreal Engine 4 リアルタイムビジュアライゼーション
ノンゲーム向けではありますが
今年、発売された書籍でリアルタイム レイトレーシングについても書かれています。
表紙は車ですが
「リアルタイムレンダリングとはなぞや」ということであったり、CAD系のことも書かれているので、車に関係なく、CG業界以外の方がUE4を知るきっかけにもなる書籍です。
こちらもUE4の機能が幅広く書かれています。
マーケットプレイス
自分のプロジェクトの使用するためにアセットやプラグインを購入、使用することはもちろんですが、マテリアルやシーンの構築、エフェクト、ライティングなど、どういう作り方をしているか探っていくのも勉強になります。
マテリアルなどかなり複雑でぱっと見、意味わからないようなものもたくさんありますが、少しづつ分解していくと、ノードの使い方や組み合わせ方など表現の幅が広がります。
無料のコンテンツも豊富です。
背景に関しては、Quxelの以下の動画のシーンなどもあるので、クオリティが高く面白いです。
また、月替わりで何個かのアセットが無料になります。
毎月初旬に更新されるので、とりあえず、全部入手しておくのがお勧めです。
今は必要なくても、後々役立つことが多いです。

マーケットプレイスとは少しずれますが、Epic Games Luncherの「ラーニング」でデモやサンプルもDLすることができるので、こちらも学習に非常に役立ちます。
機能別サンプルは、基礎的な簡単なものから、ある程度応用されたものまで、かなり多くの サンプルが含まれています。
とりあえず、色々なレベル(マップ)を片っ端から開いてみると、どういうことができるのかなどわかるので引出が増えます。

まとめ
初心者向けにおすすめの学習コンテンツやサイトを紹介しました。
前述の通り、本当にネットにたくさんの情報があり、Epic Gamesの公式からも有益なチュートリアルなどが多数、公開されています。
なので、無料でUE4をある程度、習得できるかと思います。
ネットだと何から手を付ければよいかわからないと感じる方や
今は特に目的はないけど学習したいという方は書籍から入ると学びやすいかもしれません。
私自身もUE4についての記事やYouTubeでチュートリアル動画をあげているの、参考になれば嬉しいです。
車系のコンテンツに興味がある場合は、ぜひこちらも覗いてみてください!
この記事がUE4を学ぶ手助けになれば嬉しいです!